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栃木県足利市に住む1人社長の株式・不動産運用ブログです 目指せ資産10億円

競売物件の残置物から見える、人生における大事なものと必要な物

本日は不動産事業のお話。

 

競売物件の残置物から見える、人生における大事なものと必要な物

 

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人生において一番大事なものは何か、「友達」「恋人」「家族」「趣味」「仕事」などなど、色々あげられると思うが「お金」と言う人は少ない気がする。

それはお金というのはあくまで目的を達成するための手段であって、お金自体が目的になる人はあまり居ないからだ。(中にはそういう人もいると思うが) 

実際私も今一番大事なものは何かと聞かれたら「仕事」か「趣味」と答えるだろう。(早く恋人とか家族って言えるようになりたいね…)

 

 


しかし、人生において一番必要な物、無くてはならないものを上げろと言われたら、私は間違いなく「お金」と言う。

 

 


私は中古住宅を購入してリフォームをし、再販売をする会社を経営している。

中古住宅の仕入れ方法はたくさんあるが、その中の1つに「競売不動産入札」というものがある。 

競売不動産とはなにか、家を買うとほとんどの人は銀行でお金を借りる、しかし中には返済ができなくなり銀行に住宅を差押えられてしまう人がいる。 

そうなると銀行は差押えをした住宅をオークションにかける。一番高値で入札した人間がその住宅を購入する。その住宅のことを競売不動産と呼んでいる。

 

 

競売不動産の中を見ると非常に荒れていることが多い、それは何故か。 

銀行に返済を出来なくなる理由は離婚・病気・事業の失敗などで「お金」が無くなってしまったケースが多い。(というか99%の理由はこれである。) 

「お金」が無くなると満足な食事もとれなくなるし、電気を止められればテレビや携帯などの娯楽に興じることもできない、ガスが止められればお風呂にも入れない、 

毎日借金返済の催促があり不安になるし、家族間の関係性は冷え切りケンカが耐えなくなる、小さい子供がいる場合は虐待・ネグレクトに発展する場合も多い。 

このような状態になると家の中を綺麗な状態に保とうなどという考え方は無くなる、そんなことよりも今、目の前にある「食事ができない」「電気が使えない」「電話もできない」という状況をなんとかするほうがはるかに先決だからである。

 

 


最終的に銀行からの最終勧告、つまり住宅の差押えと競売実行の連絡を受けると、家主は逃げるようにその建物から去っていく。
写真のように、様々な思い出の品を置き去りにしながら…。

 

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「お金」が無くなると友情・愛情・子への親愛・家族の写真や卒業アルバム、そういったものが全て二の次になり、「とにかく生きる、自分の身を守る」ことしか考えられなくなる。 

本来、一番大事なものであったはずの「友達」「恋人」「家族」「趣味」「仕事」などの全てが「とりあえずそんなものたちはどうでもよい」ものに変わる。 

 

 

人生において無くてはならないもの、そして無くなってからでないと真の価値が分からないものが「お金」なのではないか、と私は思うのだ。

 

 

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